みなさんこんにちは。

　いやー、おもしろかった。宇部市が総力をあげて、きらら博に出展した、
「スペースカッタ君２００１」。
　前作「カッタ君物語」に負けず劣らず、おもしろい出来でした。

　とりあえず、ネタばれになりますので、事前に情報を知りたくない方は読
まない方がいいです。

　はじめはゴミ問題の映像、環境破壊がどーたらこーたら、でもこれは余録。
　突然舞台は宇宙へ。迫りくる、白色彗星帝国。地球の危機を叫ぶスター
シャ。
　ここで、僕は目頭が熱くなった。
　そうなんだ、現在最強といわれる、アメリカ合衆国軍を中東で完膚無きまで
に叩きつぶしたカッタ君に、もはや敵はいない。
　ジャンプマンガにもあるだろう。世界最強を倒したら次は宇宙最強の敵がで
てくるお約束の展開が。

　白色彗星帝国の正体は、黒い種。あれが地球に落下したら、お花畑がすべて
真っ黒にそまってしまう（あの質量では、落下するだけで地球上の生命は死滅
しそうだけど）。
　そこへ地球から飛び立つ３つの光。カッタ君と花咲爺さん、一休さん。
　おお花咲爺さん。司馬遼太郎が戊辰戦争の大軍師、大村益次郎を題材にした
小説のタイトルを「花神（花咲爺さんの意味）」と名付けたことにちなんでい
るのか？＜考えすぎです。

　白色彗星帝国でまちうけるのはザンボット３のブッチャー（名前失念）。苦
戦する２人と１匹。そこで、一休さんが敵となぞなぞで勝負、負ける。カッタ
君もブッチャーとなぞなぞで勝負。勝利。
　・・・キャラ立ってねぇよ、一休さん。大体一休さんより賢いペリカンって
なんなんだよ。まあ、花咲アタックしかない花咲爺さんよりましか。
　で、負けたブッチャーは大ボス（名前失念）にお払い箱。
　なんだかんだで大ボスとバトル。大音響と天井などの電球の効果で迫力満
点。だたし、特撮はとてもじゃないがみれたもんじゃない。でも、苦戦。
　そこで先ほどのスターシャ（本当はかぐや姫です）の正体が明らかに。

　そうです、お約束、お約束、宇部市の永遠のアイドル、西村知美！！！。

　４体は西村知美の指示で合体！巨大化！！そして火の鳥へ！！！。
　灼熱のゴットバートアタック！。
　見事、大ボスを討ち倒します。

　観客席より割れんばかりの拍手（大げさ）。終幕。

　・・・おい、冒頭の環境問題はどこいった。

　いやー、この作品で、カッタ君もののフォーマットができました。
すなわち、「関係ない環境破壊」「カッタ君巨大化」そして「西村知美」。こ
の３つが大切なんですね。

　私の感想としては、「ポイントを押さえればものすごくおもしろい」です。
もしきらら博会場内で時間が余っていたらごらんになることをおすすめします。