[下関を熱く語る!!一覧に戻る] お名前:な〜
コメントの種類:提案 11月25日の新聞にミナミマグロ紛争についての論壇が載っていました。 水産庁漁業交渉官の方が書かれています。 日本は科学的にかつ水産資源の管理という観点からミナミマグロ調査漁獲を 行っているが、豪.NZはそう感じていないようである。漁獲量の決定について 結局法廷という場に置いて決着が付いたがこれは十分な論議が なされないままに裁判という形になったものであり、また裁判でも科学的 判断を下すに十分な時間が無いまま行われ、結果、割り当て総漁獲量を越える 調査漁獲は豪、NZの合意を得なければならないと判定されり、 日本側には非常に残念な結果であった。 調査漁獲によって科学情報が得られるという考えは多くの科学者に支持 されているし、これまで日本は国連食糧農業機関の国際行動計画に答え、 マグロはえなわ漁船の20%をスクラップにし、責任ある漁業国としての信頼を 得ている。 ミナミマグロ保存委員会が加盟国の紛争でもめている間に非加盟国である インドネシア・韓国・台湾が漁獲量を急増させているという。 そしてその漁獲物のほぼ全量が日本に輸出されている。 日本のミナミマグロ漁業はこの両者の板挟みに合っている状態である。 日本は世界最大の水産物消費国として持続的に水産資源を管理する責任が 大きい。 資源管理を補完する目的の貿易抑止やルール違反の商品の買い控え などの行動をして始めて世界のマグロ資源の持続管理が徹底でき 日本の遠洋マグロ漁業の将来像を描くことが出来る。 と言うような内容でした。 日本がミナミマグロの消費を増やしている現状では 日本は自主的な操業規制、調査漁獲による世界レベルでの水産資源管理 を主張しても、相手国にとっては空しい詭弁に聞こえるのでは ないでしょうか? 日本は水産資源を浪費していないことを世界に示さなければ 多くの苦労は報われない気がしました。 行政で輸入規制をするのか消費者のモラルに任せるのか、 どうなるのでしょう。 いずれにせよ捕鯨問題にもつながるのものであると感じました。 |
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