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投稿番号:40544 投稿日:1999年10月15日 00時01分42秒          パスワード
お名前:nyao
 

各駅別駐輪場調査 その3

キーワード:自転車 駐輪場

コメントの種類:レポート


好評をいただいております駐輪場調査、
第3回のネタは新下関駅でございます。
(今回は多少趣向を変えております)
―――――――――――――――――――――――――
私の家の近所にある新下関駅。
引っ越してきた当初は駅に自転車を置いて、
バスやJRで通勤…、という夢を抱いていた。
実家に帰るにも便利だし。
ところが駐輪場がない。
そんなばかな〜!(某雑誌じゃないですが)
仕事ついでに周辺を調べてようやく事情がわかった。

新下関駅は砂子田川を挟んだ南北に乗り場がある。
新幹線乗り場が近い東口/西口は、
頻繁にバスが出ていることもあって利用者が多い。
また南口も東亜大学が近いため、
駅に自転車を置いて通学に利用することも考えられる。
<JR箱崎駅(福岡市東区)などではよく見られる>
ということは相当数の需要があると推測されるわけだ。
して自転車用のスペースはと言うと…、
「とみやま」方面に向かう片側2車線の道路の両側に、
ガード下に自転車用のラックが各100台分程度。
砂子田川北岸にも同様のラックが約60台分。
これだけである。
南口の駅舎付近には公式スペースなど皆無である!
(黙認されていますけどね)
しかして需要は南北合わせて1200〜1600台。
バス乗り場に面した東口に400台以上、
2車線道路の南側に100台前後、
西口の歩道上にこれまた400台以上、
そして南口にも400台前後。
新幹線の停車駅であること、
更には進行住宅地に最も近い駅であることを考えると、
下曽根駅(小倉南区)並みの1800台分特大クラスや、
小倉駅北口&南口のような複数配置など、
本来ならば最優先で駐輪場を整備しなければならない状況である。
しかし現状では保安上の不安が厳然と存在しており、
結果としてアクセス環境の悪さを露呈している。
「ひかり」停車本数の増大を図るにしても、
シティ電車構想を実現するにしても、
交通需要管理政策を推進するにしても、
この駐輪事情の悪さを改善しない限り、
JR・バス乗客数の増加は見込めないだろう。
せっかく絶妙な地理的環境にあるのにね〜。




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