[下関を熱く語る!!一覧に戻る] お名前:nyao
コメントの種類:レポート nyaoでございます。 駐輪場調査の2回目は幡生駅です。 ―――――――――――――――――――――――― 幡生駅にようやく設置された駐輪場だが、 質量とも合格点とはいえない。 西側はスペースそのものは広いのだが、 管理者がほとんどいないのと駅舎から遠いのとで、 利用環境はあまりよくない。 すぐ横には放置されるなどした自転車200台以上が、 並べられたまま処分されずにいる。 かと思えば入口は変に凝った作りであり、 本末転倒と言わざるを得ない。 東側は駅舎に近いこともあり利用者が多く、 増設しても需要を賄いきれない有様。 加えて原付用のスポットがこちらにないため、 やむなく路上駐輪を強いられている。 全体として管理が十分に行き渡っているとはいえない。 ちなみに需要は東西合計で自転車700台以上。 潜在的には原付など、 100台以上のバイク需要もあるものと思われる。 |
ううむ・・・。
ここは、ようやく昨年、長年の懸案事項であった駐輪場を、JRから線路際の土地を借りて整備したんですが・・・。
線路の反対側は、そんなに状態が悪いですか。ううむ。
>AGPさんへ
幡生駅のこの「惨状」は
供用開始直後からずっと続いている状況なんです。
これまでに設置された駅(綾羅木、安岡、長府、小月)と違い、
北九州市で自転車駐車場の整備が推進された後に建設された、
いわば「時期的には」新世代の駐輪場です。
それゆえに、
ほぼ同時期に完成した小倉駅前自転車駐車場(北口&南口)と比べると、
一層質の悪さが目立ってしまいます。
条例によれば市で設置した駐輪場は、
地元の自治会が管理することになっていますが、
管理のために自治会が常時人を置くのは、
共働きや高齢化が進む現代では困難と思われます。
吉見駅にも今年度中に駐輪場が整備されると聞きましたが、
従来のやり方で駐輪場を設置するのであれば、
同様の問題が出てくることは確実です。
組織的な自転車泥棒の存在も噂されるいま、
管理人不在の駐輪場では不安で仕方ありません。
自宅でさえ盗難に遭遇する事例が跡を絶たないのですから。
しかも自転車の盗難では検挙率は15%前後と、
警察も当てにできないのが実情です。
モラルの向上も重要ですが、
公共交通機関を利用する方々のためにも、
安心して自転車を預けられる施設を提供することは、
事業者や自治体の責務であると思います。
本人によりコメントは削除されました。 1999年10月15日 19時15分21秒
放置自転車対策を進めている1人としてちょっと一言。
>nyaoさんへ
放置自転車のことや、改正自転車法、JRの対応などかなり詳しいようで、
思わず敬服してしまいました。
幡生駅前の駐輪場の経緯についてちょっと述べますと、
10年前から本駅に駐輪場を設置すべく関係者が努力してきましたが
用地確保が困難なことなどから進展せず、ようやく
昨年、2ヶ所の暫定駐輪場を設置することが出来ました。
^^^^^^^^^
>質量とも合格点とはいえない。
この駐輪場は、あくまで暫定的な駐輪場として整備したものです。
暫定というのは、幡生駅の南側、山陽本線線を横断して駐輪場の真上を
都市計画道路幡生・綾羅木線の道路橋が架かります。
県が既に事業化をし、用地買収などを進めており、近い将来、道路工事も始まり、
現駐輪場はこの工事の際には、移設もしくは撤去されることになります。
このため建設コストをなるべく抑えたものとなりました。
また、本設の駐輪場は、この道路橋下を考えていますので、質については当分の間は
やむ得ないのではないかと思っています。
さて、量ですが、山陽本線を挟んで西側に650m2の市の用地に
約300台を平成10年4月に、また、駅横のJR軌道敷きに約200m2を
有償で借りて約200台を同年8月に、武久川直の市道上に約50m2
約50台を同年12月に開設しました。
公称合計550台が幡生駅の駐輪場規模となります。
本駅の平成8年現況需要は600台で、当面この現況需要台数確保を目標
とすることと、その需要の6〜7割が駅側に集中することから、
駅側に最低でも300台以上をに欲しかったのですが、
当時は用地確保がこれ以上は不可能であったことと、このまま放置することで
より悪化することを危惧して、この形での供用を開始しました。
当時の路線バスや乗用車が通行出来ない状況から考えると格段の進歩か、
と思っていますが。
(当時は駅前に800台の自転車があり、その内約200台は放置
されていたもので、散々有様でした。)
しかしながら、まさに供給が需要を呼ぶとのとおり、駅側では既に常時
400台以上の自転車が有ります。
そこで、現在、最近発生したJR所有の未利用地について、
追加で借りれるよう交渉しているところです。(面積は小さいですが)
・それと、設計についてですが、特に駅側の駐輪場は、
設計は路線バスやJR運行に支障が出ないことと、
手狭な余裕のない用地に出来る限りの台数確保することで、
かなり無理な設計となったため、利用者には不便をかけていると
反省もしています。また、残念ながらバイク等は面積の点から
自転車を優先し、最初の段階で切り捨てました。
確かに不便で難しいとは思いますが、是非余裕のある西駐輪場を
利用して欲しいと思っています。
それと入口の凝った造りはどこか教えて下さい?
>すぐ横には放置されるなどした自転車200台以上が、
並べられたまま処分されずにいる。
西側のこの200台はそのほとんどが3月に幡生駅前で撤去した
持ち主のない放置自転車です。
ご存じのとおり、自転車の処分は一定の手続きが必要で、警察と
調整しながら手続きを進めていますが、6ヶ月間の保管が必要なため
ここに置いています。
現状では、各駐輪場のある駅前の放置自転車が多いことから警察にも、
本市にも適当な保管場所がないため、当面の置き場としてここを
利用しています。
本市のリサイクルプラザなどの動きと合わせて、条例等の整備を
進めたいと考えています。
なお、10月6日にそのほとんどを撤去しましたが、同時に本駅で
放置された自転車を約80台収容しています。
・それから、本駅での将来需要は、駅側に約600台
西側に約400台と予測しています。
また、道路橋下の本設の自転車等駐車場はこれら将来需要
を満たすものを考えています。
なかなか、放置自転車対策は進みませんが、このレポートは
刺激が有りますね。多少むっとしますが.....
取りあえず、今日はちょっと用事もありますので、ここまでで
また、管理のことについてや番外編のことについても、AGPさんに
ばれて怒られなければUPすることとします。
>woowooさんへ
幡生駅周辺開発のために暫定でしか作れないという話は、
複数の筋から聞いております。
西側に置いてあった放置自転車の大半が撤去されたとのことですが、
それらは少なくとも2月以前からの自転車が多いはずです。
*今年2月9日に撮影した写真が手元にあります
今月に入って撤去したということは…、
半年以上(数えようによっては1年以上)、
撤去できずにそのままだったのでしょうか。
現在市販されている自転車のほとんどは、
購入時に防犯登録しているでしょうから、
登録番号などから持ち主を探して引き渡すことはできたはずです。
警察などと協力して放置自転車の情報を市報で知らせたり、
逆に盗難や紛失の届出があった自転車を探すとか、
様々な手段を講じることができたはずなのです。
自分自身バイト代を貯めて買った自転車を盗まれた経験があり、
その種の情報をどれだけ求めたことか…。
あと引き取りのない自転車の処分についてですが、
状態が比較的よい自転車については(半年野ざらしでは期待できませんが)、
単にリサイクルに回すだけでなく、
貸自転車として運用するのも一手と思われます。
ニュースで取り上げられた例として広島市や光市、
また私が行った旅先では水俣市などが、
貸自転車を運用しています。
*東京都ではいくつかターミナルがあるとか
それにしても暫定措置…。
暫定でも南小倉駅(駅舎側)や小倉駅北口のように、
平地を前提とした有人駐輪場を作る動きはなかったのでしょうか?
その辺が疑問です。
>nyaoさんへ
ちょと旅行に行ってましたので、申し訳なく思います。
では、
>今月に入って撤去したということは…、
半年以上(数えようによっては1年以上)、
撤去できずにそのままだったのでしょうか。
う〜〜ん、数えようによっては....そうなりますか
言い訳ではではないですが、それなりの手順を踏んで
半年ほど保管というと、そうなってしまいます。
ちなみに、先行して西駐輪場作りました。これは、西駐輪場は
全くの更地で駐車されている自転車がないことと
駅前の方を先に工事を始めると、
1.現にある自転車の駐車場所が全くなくなること
2.駅前の放置されていると思われる自転車の置き場が近くに確保できない
という理由からです。
駅前には、駐輪場を作る間の代わりの駐輪用地を確保するところがないわけですから。
また、駅前にはかなりの量の放置された自転車が有りましたので、
工事着手時平成10年5月に1回目を、武久川直の駐輪場着手時の8月に2回目を、
そして、定例の10月と平成11年3月分ということで、この年度は4回ほど
駅前の放置自転車や通行に支障のある自転車を西側に移動しました。
今のところ年に2回、3月と10月にまとめて駐輪場の放置自転車などの
整理をすることから、ここでの平成11年3月時の撤去は、
1回目の平成10年5月分まで含んでいるということとなりました。
ということで、現在のここを含めて駐輪場では、勿論駐輪場に放置されている期間を含めても
1年以上になることは今は有りません。(半年以上ですが......)
>状態が比較的よい自転車については(半年野ざらしでは期待できませんが)、
全く異論はなく、同感で、何をするにしても、
期間に関わらず屋根付きの保管場所とその体制が必須と思っています。
しかしながら、単発(自転車だけ)の用地と保管施設を要求するのは、
かなり財政的に無理もあるため、前回のリサイクルプラザの中になとか
組み込めればと。
夜も遅く、続きはまたということで、必ずUPしますので、
今夜はこのあたりで。。。。。。。
>nyaoさんへ
前の続きを少し。。。。
>現在市販されている自転車のほとんどは、
購入時に防犯登録しているでしょうから、
各駐輪場から放置自転車の整理をする場合、勿論のこと
防犯登録や車体番号、泥除け等に書いてある住所名前を控えます。
で、所轄警察署にお願いして調査をするわけですが、
これら放置自転車の内、防犯登録シールのあるものは6〜5割程度です。
また、防犯登録のシールのない自転車は、車体番号から調査しますが、
車体番号からの持ち主特定は防犯登録済みの自転車しか分かりませんから、
実際には、防犯登録からの持ち主の特定のほかは僅かしか持ち主が分かりません。
市販されている自転車のほとんどが防犯登録されているとは
とても思えないというのが実感です。
(ちなみに、登録は強制ではないときいています。)
ちなみに、幡生駅でどのように撤去や移動してるのかというと、
幡生駅前での放置自転車の移動や撤去は、放置自転車を借り置きするなどの
余裕がないため、他の駐輪場とは異なり撤去する日の3〜4週間前に
全ての自転車に警告の荷札をつけます。
それから、14日前に告示と荷札の残っている自転車の調査をします。
警察に持ち主の調査を依頼すると同時に、順次電話帳などから分かるものや
調査結果のでたものから持ち主に対し、電話で事情説明と引き取りの依頼をします。
その後、告示から14日後、撤去や移動を行う。ということになります。
ここに前回の幡生駅での実数を述べますと
1.放置自転車 123台
2.防犯登録シールのあったもの 68台
3.防犯登録や記名、車体番号などから持ち主が特定できたもの 49台
4.持ち主に連絡の取れたもの 31台
5.4.の内、14日以内に引き取りに来たもの 24台
6.警察に届け出たもの 76台
7.明らかに使用不可あるいはゴミとして放置してあったもの 7台
8.14日間の告示中に引き取りのあったもの 40台
となっています。
また、1台のみ警察に盗難届出があったものでした。
※3.はシールの一部が欠損している(削除された?)などからです。
4.は、住所が特定できても実際には転居してる。
電話が廃止されている。何度電話をしても居ないなどの結果です。
それから、告示後、ゴミが有料化された為か、明らかに使用できない自転車が
数台、駐輪場に必ず増えています。。。。。。。。
>警察などと協力して放置自転車の情報を市報で知らせたり、
移動や撤去の日時などの情報を市報やHPで入れ込むようにしたいと思います。
>逆に盗難や紛失の届出があった自転車を探すとか、
これはちょっと無理なような気がしますが?
機会があれば一度試しにやってみましょう。
しかし、ほとんどの駐輪場で放置され連絡の取れた持ち主の内、
盗まれたという方は多いのですが、ほとんどの方は盗難届けを出していない
と言っています。逆にすぐに買ったので、そちらで処分してくれと言われる
方が多いのです。。。。。こちらも処分費がかかるのですが.......
という訳で、効果はちょっと疑問なような気がしますが?
>*東京都ではいくつかターミナルがあるとか
確か、板橋か中野区が駅前にレンタターミナルを置いて、逆に貸自転車以外の駅利用の
自転車を禁止するという形で、駅前の放置自転車対策としていたと記憶しています。
ここまで徹底したレンタサイクルをするのは、ちょっとハードルが高いかな〜
という感じがします。
それから、やはりいい形で保管できる施設と場所の確保と同時に貸自転車や
リサイクルなどの有効利用を考えて行くこととなると思います。
人的体制や経費など、直ぐには無理と思います。
>平地を前提とした有人駐輪場を作る動きはなかったのでしょうか
常時有人ということでしょうか?
暫定ということもありますが、この駅での有人駐輪場は考えてはいません。
>woowooさんへ
コメントありがとうございます。
>市販されている自転車のほとんどが防犯登録されているとは
>とても思えないというのが実感です。
が〜〜〜ん!
自転車店はいったい何をやっているのでしょうか!
ちなみに私がMTBを購入した自転車店では、
きちんと防犯登録をやっていただきました。
さてさて盗難の問題について一言。
自転車が盗難に遭っても届出が少ないことは事実としても、
その多くは「警察がまともに取り合ってくれないから」など、
消極的にならざるを得ない状況にあるからです。
私は福岡市に在住中MTBを盗難で失いましたが、
届出での被害査定額は2万円。
買って10ヶ月のMTBは購入価格4万5千円(定価49800円)、
追加部品3千円。
減価償却を勘案してもあまりに低い査定を前にして、
「警察は当てにならないかもなあ…」と失望しました。
公表されている情報では、
自転車盗難を届け出ても発見・検挙率は全国平均でわずか15%。
しかし地域によっては発見・検挙率7割というところもあるとか。
この差の示すところが何かを思案しております。
自転車の盗難に関しては以下のURLで扱っています。
「盗難車情報」 自転車
http://www.jrsa.or.jp/tounan/bicycle.html
上記のページには盗まれた口惜しさもさることながら、
警察の対応の冷淡さへの怒りも多数記載されております。
一度ご覧あれ。
この投稿に対するコメント |