[1] | fumichanさんからのコメント(2001年04月30日 01時00分09秒 ) | パスワード |
しかし… これまでの書き込みの応酬はすれ違いが多かったですね…
はあ… 『教科書問題』のはずなのに、下関の僧侶も弾圧されたのに説明を求められたって、おれはそんなん知らんよというのが本音のところです。なんでそこまで議論を広げるの?と思い、疲れます。 下関の歴史って、明治維新頑張った、トンネルと橋を造るのに頑張った、それくらいでいいんじゃない?と思ってました。これで下関を誇るのに十分じゃない?と思いますが。
といいつつ、古本屋を巡って下関市史を探す私って暇人?結局、見つからないで、今度にでも、図書館に頼ることにしましたが。この下関市史だって、下関の弾圧の歴史に重点を置いて書く歴史家って、十分に左翼偏向しているように思いますがねえ。だって、この書き方って、典型的な階級闘争史観でしょ? なーんてカキコするとまたレッテル貼り!って突っ込まれそう。
[2] | くりがしらさんからのコメント(2001年04月30日 12時15分13秒 ) | パスワード |
左派と意見を反すると「帝国主義者」「戦争崇拝」などとレッテル貼って返されるのはどうもイヤですね。
かといって左派を「過激派」「テロリスト予備軍」などと言うのも良くない事なのでどういった分け方をすればいいのでしょう?
論争になるとあなたは○○主義者だと決め付けるのはどの程度から個人攻撃になるのでしょう?
[3] | やっくんさんからのコメント(2001年04月30日 23時21分18秒 ) | パスワード |
なんかもうすぐ韓国の政府筋関係者が韓国にいる日本政府関係者に教科書の指定した内容を削除するように陳情に行くそうですね
[4] | D・ロジャールさんからのコメント(2001年05月01日 00時50分43秒 ) | パスワード |
歴史を歪曲した日本人の入国制限を推進
太平洋戦争の終戦後、日本の侵略戦争を歪曲する妄言をしたり、史実を歪曲記述した出版物を出すなど、歴史歪曲の行動を見せた日本人の出入国を制限する内容の出入国管理法の改定が議員立法で推進されることになった。
「政治改革のための議員の集い」所属のハンナラ党の金元雄(キム・ウォンウン)議員は30日、「戦争犯罪者の出入国に対する制限は1997年の法の改定で条文化したが、終戦後、歴史歪曲の先頭に立った人たちに対する出入国の制限規定はない」としながら、「彼らに対する出入国も制限する内容の出入国管理法の改定案を設け、6月の臨時国会で通るよう推進する方針だ」と述べた。
金議員は、「最近‘台湾論’という漫画で、日本の侵略戦争の歴史を無差別に歪曲した日本の有名漫画家に対し、台湾が入国を禁止させた例がある」としながら法の改定の必要性を強調した。
金議員は、また、「日本の戦争犯罪者に対する出入国の制限を条文化したが、施行令の不備などで、その名簿さえも作成されていない」とし、「日本の歴史教科書の歪曲実態を契機に法を整備し、戦争犯罪者の名簿の確保及び日本の問題ある人士たちの出入国に対する徹底的な管理が必要だ」と主張した。
以上 4月30日付朝鮮日報より
韓国は何故ここまで頑なな態度をとるのか・・・。
本当に韓国は民主国家なのか疑っちゃうような記事です。
それに前例に出している事も、結局は入国禁止許可は解除されたというのに。
もしかしたら、忠実に前例に倣って少しの間だけ入国禁止にして後で解除するって方針?
以上韓国の出方の報告でした。
[5] | こんちゃんさんからのコメント(2001年05月01日 09時00分03秒 ) | パスワード |
くりがしらさんのコメント
>とりあえず「教科書問題」における下関の右派と左派という両意見で。
正確に言えば、右翼(右派)対良識派・左派ではないでしょうか。
今度の「つくる会」という特異な教科書について、家永教科書裁判を支援してきた人達を中心につくられた「子どもと教科書全国ネット21」が全国で反対運動を繰り広げています。このような会や私などを左派と呼ばれても構いません。(私自身は左派と呼ばれて光栄に思っています。)
しかし、後述する沖縄タイムスにしても作家の大江さんや元総理夫人の三木さん、ハーバード大学入江教授などが世間一般に云う「左派」でしょうか。しかし、彼らも「つくる会」の教科書を深刻に憂慮しているのです。
「つくる会」の教科書の何が問題か。改めて、そして、出来るだけ簡潔に、私が考える問題点を整理したいと思います。
「つくる会」の教科書が仮に採択されれば、教師も生徒(該当の親も)も拒否できないのが日本の教育制度です。そして、ねつ造された歴史や特定の史観を教えられる、これでは大変であり、まともに歴史を勉強することが出来ないと云うことです。
ねつ造問題について、侵略戦争における記述の問題点が主には国内外で問題になっていますし、わたしも「下熱」で少し述べてきましたので、今回は、国内で歴史のねつ造について、少しだけ例を出しておきます。
例えば、4月14日沖縄タイムス社説の一節です。
『この教科書は、沖縄戦について「鉄血勤皇隊の少年やひめゆり部隊の少女たちまでが勇敢に戦って」などと記述している。
「ひめゆり部隊」が「勇敢に戦った」という語り口は、戦後、本や芝居、映画などを通して国民の間に広まったものだ。だが、そのような美談調の語り口に強い違和感を感じ、事実を事実として後世に伝えていく努力を重ねてきたのは、学徒隊の生き残りの方たちであった。(途中略)歴史に対する誇りは、独り善がりの自己正当化から生まれるのではなく、失敗や犯した過ちに向き合い、それを克服しようとする誠実な努力の中からしか生まれてこないと思う。』
本土防衛の捨て石とされた沖縄戦の実態を客観的に記述していないと、これ以外にも多くの指摘が沖縄からされています。
もう一つ事例を出します。
教育ネットの声明の一節です。「幕府による支配の時代も、征夷大将軍の地位が天皇の任命によるものであることをつねに記述し、権力の実態を示していない。つねに天皇が日本社会の最高の権威者であることを強調している。」
NHKの大河ドラマ「北条時宗」や昨年の「徳川三代」でも将軍と天皇が登場しますが、史実はどう見たって将軍が、時の最高権威者ではなかったのですか。
このような教科書だから、作家の大江健三郎さん、元総理夫人の三木睦子さん、ハーバード大学の入江教授なども「加害の記述を後退させた教科書を憂慮する」という共同声明をだしのではないでしょうか。
次に特定史観に塗り固められた問題です。
神話を史実のように描いているのも問題ですが、私が一番問題だと思うのは、「教育勅語」や「五箇条のご誓文」を天まで持ち上げていることです。これって「大東亜共栄圏」の根底にあるものでしょう。昨年、「つくる会」の山口県の責任者が市議会で陳述し、「五箇条のご誓文によって、日本の民主主義は守られている」旨の発言をし私は唖然としました。大日本帝国憲法第一条の規定は「君主制」の宣言でしょ。「民主」の反対語が「君主」であることは世界の常識と違いますか。
つまり、彼らが掲げる「君主制」という特定史観を教科書の随所に盛り込んでいるのです。
二一世紀は「民主主義」がより前進しなければならない世紀。それと正反対に位置する「君主制」の理論である「皇国史観」で塗り固めた教科書で、どうして国際交流ができるでしょうか。歴史教科書は、客観的事実を中心にすべきであり、特定史観の宣伝パンフになってはならないと思いますが。
これらのことを良く考えて頂きたい。ことは次代を担う子供達の将来がかかっているのですから。
次に、韓国・中国を中心とする外国からの抗議について
教科書は、基本的には自国の問題です。しかし、国際社会の中で近隣諸国にも配慮する、このことは当然です。日本政府も国際公約しています。
そして、今回、韓国・中国などから、かってない大きな抗議を受けています。Yahooのニュースで「青森県五戸町の町議による訪韓団がことわられた」とか「北九州博に平壌芸術団出演中止」などの記事があり、私は暗澹たる気分になりました。
なぜ、これほどに韓国や中国が「つくる会」の教科書に激怒しているのか、このことをもう一度しっかりつかむことが必要ではないでしょうか。下関と釜山、青島の国際交流のためにも。
日本は戦前、侵略によって韓国・中国などアジア諸国に大きな被害を与えたのは、まぎれもない事実ではないでしょうか。
それを逆に「美化」している。ここに今回の最大の核心があるのでは。これだって右や左の問題ではない。事実はひとつなのですから。
最後に、大江さんなどの共同声明全文です。
http://www.linkclub.or.jp/~teppei-y/tawara%20HP/2001.3.14/10.html
長くなってすみません。
[6] | 海の妖精さんからのコメント(2001年05月01日 10時51分32秒 ) | パスワード |
私は右翼=イチロー、左翼=鈴木尚典ぐらいしか知りません。
そして、中堅は松井。そして、BBSが荒れそうなときに救援を
大摩神にお願いする。
こんな風にいかないのですか?現実の世界でも!
[7] | くりがしらさんからのコメント(2001年05月01日 11時50分48秒 ) | パスワード |
>正確に言えば、右翼(右派)対良識派・左派ではないでしょうか。
こんちゃん、おはようございます。月曜日の朝からいきなり・・・(笑)
口喧嘩してるわけじゃないから、いきなり「対良識派」なんて表現を
冒頭に持ってきちゃうと、それこそ「匿名の暴言レス」の連発になっちゃいますよ。(^^;
こんちゃんのコメントを読んでいて、誰と論争しているのか?
というのがよくわからないのですが、下熱の中にも「つくる会」べたべたの賛成論と
そうではなく、違うところに論点を置いている人もいると思います。
★「つくる会」=右翼=右派=反良識派=下熱でこんちゃんの意見に反対する者
と括られてしまうのは私としてはどうも納得いかないので、その点は整理して
論争していただきたく思います。
5月も初日から下熱は熱いですねぇぇ〜(^^)
[8] | なぎさんからのコメント(2001年05月01日 12時50分36秒 ) | パスワード |
はじめまして。
元山口県民、現もう一つのくじらの県、和歌山県在住のなぎと申します。
これまでずっとROMに徹していましたが、
一つ、許されない発言があるので、投稿させていただきます。
こんちゃんさんが、述べられている、
『正確に言えば、右翼(右派)対良識派・左派ではないでしょうか。』
という点。
こえれはあまりにも独善的な意見なのでは無いでしょうか?
何故、右翼や右派とされる人々が良識派でなく、左派とされる人々が良識派になるのか。
このあたり朝日新聞の社としての姿勢に通じるものがあります。
つまり自分自身が正義であり、そして自分自身は無謬であると。
また、大江健三郎さんの事を述べてらっしゃいますが、彼はまぎれもない「左派」ですよね。
彼のこれまでの発言を一部掲載させていただきます。
「産経新聞より」
作家の大江健三郎氏が中国の大学での講演で
石原慎太郎氏の東京都知事当選は都民の恥だと述べたことが四日、
中国の官営マスコミで報道された。
大江氏は九月二十七日、北京の清華大学で講演し、
自分がいまもっとも気にしているのは日本の最近の国家主義傾向と
過去の侵略や残虐行為を謝罪していないことだと語った。
昭和36年6月25日毎日新聞夕刊。
「……ここで十分に政治的な立場を意識してこれをいうのだが、
ぼくは防衛大学生をぼくらの世代の若い日本人の一つの弱み、一つの恥辱だと思っている。
そして、ぼくは、防衛大学の志願者がすっかりなくなる方向へ働きかけたいと考えている」
大江さんのこれまでの発言は明らかに左翼とされる人々のそれです。
しかも防衛大学の学生に対する差別的な発言までしている。
逆に言えば、そうした、こんちゃんさんが「良識派・左派」と考える人々と、右派とされる人々。
どちらが良識派であり、常識があるのか?
はっきりいって、僕は、右派とされる人々の方に常識があると思います。
また、沖縄タイムズにしても、web上で読む限りは、
左派とされる人々の論調に近いですよね。
これは産経新聞を右派とするのならば、その対極であるという意味で、です。
あと、個別に反論させていただきます。
『「つくる会」の教科書が仮に採択されれば、
教師も生徒(該当の親も)も拒否できないのが日本の教育制度です。
そして、ねつ造された歴史や特定の史観を教えられる、これでは大変であり、
まともに歴史を勉強することが出来ないと云うことです。』
との事ですが、正直言えば、僕は、今現在採用されているような教科書で僕の子供が、
歴史を学んで欲しくありません。
これもまた、自分自身が正義であり、大多数であるという思い込みの産物です。
つくる会の教科書は検定前は確かに、感情的な記述が多かったように思います。
しかし検定を通過後、スマートなより洗練された形で、
教科書としてなら「いい感じ」のモノに仕上がっていると、僕は、思います。
逆にいわせていただければ、今の教科書の方が、特定の史観のおしつけになっていると、思うのですが。
『「幕府による支配の時代も、征夷大将軍の地位が天皇の任命によるものであることをつねに記述し、
権力の実態を示していない。つねに天皇が日本社会の最高の権威者であることを強調している。」』
との事ですが、日本の歴史の特徴をあげれば、権威と権力が別れていた事にあるでしょう。
天皇家が権威を持つ一方で、権力は、それぞれの権力者にゆだねられる。
平安時代の藤原家は、天皇家にとって変わろうと思えば、それもできたが、それをしなかった。
鎌倉幕府だって、室町幕府、江戸幕府と、権力をもってすれば、
天皇家などいとも簡単に亡ぼせたのにもかかわらず、それをしない。
権威と権力が別れてい為、血を血であらそうような戦乱の時期が、他の各国に比べてとても少ない。
明治維新だって、そうです。
権威が定まっていた為、権力の移行がスムーズにいった。
また、江戸時代なんて、世界的に見ても、平和な時代ですよね。
逆に天皇が権威である事を強調して何が悪いのか?と、僕はといたいです。
権威を借りた権力で悪事を働く人が悪いのです。
『「民主」の反対語が「君主」であることは世界の常識と違いますか。』
それは常識ではありません。
民主主義が高度に発達したイギリスは、どうでしょうか?
現在君主を抱いている国で、民主主義で無い国はどこにありますか?
逆に、朝鮮民主主義人民共和国なんて、「民主主義」の「人民」「共和国」なんて、
これでもかというくらいに、民主を強調していますが、実像は専政政治です。
常識ではないんですよ、民主の反対語が君主だという事は。
言葉としては反対語かもしれませんが、民主と君主は並立でくるのが実情です。
君主制民主主義というのは、現実においては矛盾ではないと思います。
現実がどうか?という点が問題です。
それは北朝鮮の例で理解していただけますよね。
また、皇国史観と述べられていますが、皇国史観の定義と、どういう点で
つくる会の教科書が皇国史観なのか、そして皇国史観で何故悪いのか、
を述べていただけなければ、それは悪印象を植え付ける朝日新聞的手法でしかなく、
論理的ではありません。
右、左で無い、という点には同意いたします。
が、左=良識派、で、右=非良識派という独善的な考え方にはとうてい同意できるものではありません。
県外在住で、投稿資格があるのかどうか、わかりませんが、一応、投稿させていただきます。
機会があれば下関に、クジラ料理を食べにいきたいですねー。
和歌山では刺身がメインなもので(笑)
[9] | 大学生さんからのコメント(2001年05月01日 13時08分19秒 ) | パスワード |
異議アリ!!!!!
>正確に言えば、右翼(右派)対良識派・左派ではないでしょうか・・・
こういう考え方こそ間違っております。
抗議しかできない馬鹿左翼・凱旋車を乗り回す馬鹿右翼どっちも馬鹿国民です。
右派とかたか派・右翼、左派とか左翼とか売国奴・・・
こういう捕らえ方止めませんか?
また市民派=左翼的思考ではありません。
日本のほうがよっぽどシナより平和国家ですよ・・・
シナの台湾侵略やチベット侵略はこんちゃんのいう南京事件や韓国併合よりむごいです。
お忘れなきよう!!!!
[10] | たくみさんからのコメント(2001年05月01日 15時02分55秒 ) | パスワード |
結局戦後から日本全体が左に傾いてたんで
「右」でも「左」でもない「真っ当な意見」を言っても
「左」の方には「右」の意見と聞こえてしまうんじゃないでしょうか。
[11] | 猫太郎さんからのコメント(2001年05月01日 15時27分27秒 ) | パスワード |
>正確に言えば、右翼(右派)対良識派・左派ではないでしょうか・
どっちもどっちだと思うのだけどなぁ。
>シナの台湾侵略やチベット侵略はこんちゃんのいう南京事件や韓国併合よりむごいで>す
他国もしたから日本は何もしなくていいよ、という意見には反対します。
事実であれば事実に対して誠意と誇りをもって対するべきでしょう。
左・右といいますが、個別の問題で左の方の発言も正しかったり、
右の方の発言が正しかったりしますから、どちらの意見も尊重はしたいですね。
ただ、共産党は嫌いですが。
[12] | くりがしらさんからのコメント(2001年05月01日 15時35分45秒 ) | パスワード |
ここでは右派と左派、どちらの「派」が正しいとか良識的だと論議するのではなく、
どちらの存在も尊重し、教科書問題においての右派の意見と左派の意見をぶつけ合わせて論争いたしませんか?
大学生さん、はじめまして・・・かな?
シナと言う表現は、良い印象を持たない人達もいるみたいですよ。
僕はよくわからないけど、「美味しんぼ」だったかに書いてあった。
シナチクはどうなるの?と疑問を持ちましたがそういう人もいるみたいです。
あげあし取りではありませんので・・・・m(__)m
和歌山のくじら刺しかぁー・・・美味そう
なぎさん、近いうちにIWCの問題もココで大論争になるでしょうから
ロムしないでバリバリ書き込んでくださいよ(^^;
仲間引き込んでるって言われるかな((((^^;
[13] | fumichanさんからのコメント(2001年05月02日 05時51分16秒 ) | パスワード |
こんちゃんさんへ。
近々、つくる会の教科書が一般に市販されるそうですね。それを読んでから批判なさったら? 特定史観に塗り固められた問題の教科書かどうかはそれからでしょ。
左派を正義をするとは、なんと押し付けがましい… あのー、この掲示板は一般の方もROMしてるのですよ。 あなたの上の書き込みを見て嫌悪感を抱く人は決して少なくありませんよ。
[14] | なぎさんからのコメント(2001年05月02日 11時37分41秒 ) | パスワード |
右左の論争は、実際、不毛なものですわね(笑)
僕は、中庸を目指しているんですけど、、、ただ、左=良識派といわれては、、、ねぇ。
まぁいいんですけど。
で、反論だけではなんですんで、
まず、「つくる会」の坂本多加雄教授が書かれた「歴史教育を考える」という本から、
引用したいと思います。
「第1章 歴史教育とは何か 政治研究教育の違い」
ところで歴史教育の場合には後に述べるように
国民意識の形成と言う高度に政治的な領域がかかわっているので、
政治とまったく無関係というわけではないが、
そのことは、歴史教育の内容が、その時々の政策判断と連動し、
それを側面から合理化するようなものでなければならないということを意味しない。
(中略)
むしろ歴史教育においては、諸外国との関係には様々ななものがあり、
場合によっては敵対する場合もありうるという事実も学べるようにすることだろう。
いわゆる「相互理解」の真の意味はそういうことでなければならない。
たとえばフラスとドイツのように、同じヨーロッパにありながら対照的な文化を生み出し、
頻繁な人的交流がありながら、しばしば戦争に至ってきた経緯を知ることは、
両国の歴史教育では、きわめて重要なことだろう。
「第2章 国の歴史とは国民の物語り」
その国の来歴がその国の根本的な政策の方向性を示すのはアメリカに限らない。
たとえばフランスには三色旗にも見られるように「自由、平等、博愛」を
ヨーロッパに広めたのは自分たちだという自覚がある。
(中略)
また、旧ソ連の場合は自国の物語をマルクス主義の歴史観から借用していたということができる。
旧ソ連は、世界ではじめて社会主義革命を遂行し、
それゆえに、抑圧された世界人民の潜在的組国として、
世界中の人民の「解放闘争」に関与してきた。
そのことで、人類史を進展させる使命を負っていると言うのが、彼らの借り物の物語りだったのである。
(中略)
日本の歴史教育も例外では無い。
初等中等の歴史教育は国民の意識を養成する教育であり、基本的に日本の国民がどのような来歴を持ち、
その来歴が将来に対するどのような構えを築いていくのかを念頭においてなされるべきものである。
もちろん、ここには多くの難しい問題がある。
しかし、まず、前提としなくてはならないのは、
日本は他の国と比べてとりたてて特殊な国ではないということである。
良い意味でも悪い意味でも、日本は例外的な国家ではない。
その意味では「普通の国」なのである。
まぁ、あまり長々と引用しても著作権の無視になりますので、、、(笑)
PHP新書より発刊されてますので、お暇な方は読んで下さい。
でです。
「つくる会」の教科書の現物を読んだわけでは無いので、なんとも言えないのですが。
以上にあげているような事を念頭にして、執筆されているのではと想像はできます。
それが正しいのか間違いなのかという議論はあるにしても、
こうした「考え」の下、国定教科書では無く検定制度下で、
こうした教科書が8社のうち1社くらい、あってもいいのではないでしょうか。
現状では選択の余地がないわけですからね。
言論の多様性というのは、重要な事だと思いますし。
つまり、日本の来歴が、古事記、日本書紀に描かれている「国つくり」神話にはじまり、
中国の皇帝に対する天皇の権威の下、様々な為政者が権力を持ち、あらわれては滅んでいった。
そして明治維新で欧米のような近代国家となってからは、
日清日露、大東亜戦争と国の独立をかけて戦い、
大東亜戦争敗戦後は、復興に力をつくし、
経済成長著しく現在の日本に至る、、、という国の来歴の「物語」を描いた教科書ですね。
実際につくる会の教科書がそうなのかは、うかがいしれませんけど(笑)
で、これは何も日本だけに特別な事ではないと。
例えばお隣韓国の国定教科書は、
半万年前(5000年前)の檀君の古朝鮮の建国に始り、
仏教や漢字などの文化を日本に教えてあげた。
その後様々な異民族を撃退し、日帝36年の支配の最中でも
抗日戦線を組織し独立をかけて戦いそうした人達のおかげで現在に至る、、、
というような国の来歴の「物語」を描いた教科書になっています。
小学校の教科書の日本語版しか読んで無いのですが、こんな感じです。
半万年前、実際に檀君の古朝鮮の建国があったのかどうかは、定かではありませんが
そこに国のはじまりを求める事は、いたって自然な事でしょう。
で、日本がそれをしようとすると、何故悪いのか?
日本のそれを批難するのならば韓国のそれも批難されるべきですよね。
また近隣諸国への配慮という事がありますが、これは教師の方の指導方法次第ですよ、うん。
例えば、韓国の国定教科書とあわせて、授業をしてみる。
日本からみると、こういう出来事だけど、韓国側からみれば、こういう考え方になるので、
気を使いましょうとか、なんとか(笑)
歴史にはそうした多面性があるという事を指導すれば、なんら問題があるわけでなく、
そうした授業で、自国と他国を相対的に思い遣る生徒に育つ可能性が、現在より高まるのでは?
逆に今の教科書からはそうした多面性を知ることは出来ないのではと思います。
今の教科書は今現在の価値観から、過去を裁くような内容ですしね。
過去の人々がどのように「事象」をとらえていて、
どのように行動をしたのか?を学ぶのも、歴史学習の一つではないかと。
その後で、あほなことしたんやなぁ、昔の人は、、、なんて、感想を持つのは自由ですが、
それでも歴史の当事者にしてみたら、真剣に考えての行動だったわけですからねぇ。
まぁ、「つくる会」肯定派の意見でございます、、、いけませんかねぇ、こういう考え方(笑)
ながながと失礼いたしました。
IWCの総会、、、日本代表の方にはがんばってもらわねば、、、
[15] | AGPさんからのコメント(2001年05月02日 12時17分48秒 ) | パスワード |
>機会があれば下関に、クジラ料理を食べにいきたいですねー。
和歌山では刺身がメインなもので(笑)
・・・なぎさん、ROMを脱して下熱への書き込み、ようこそ!(^o^)
そうですよね〜、和歌山県は、なんといっても『太陽と黒潮とクジラの町、太地町』がありますからね。もうクジラ関係者の間では、太地町は「大御所格」です。
さっすが、和歌山!クジラの刺身って、「生」でしょ?
う〜ん、これは沿岸捕鯨でなきゃ出来ない技だわぁ!
下関にも鯨料理店が何軒かありますが、南氷洋のミンククジラが主なので、「ルイベ」状態で食べるのが主流です。私も和歌山県に行って、「クジラの生さし」食べた〜い!
・・・おっと、くりがしらさん、スレッド脱線、失礼! m(__)m
[16] | 海の妖精さんからのコメント(2001年05月02日 13時15分23秒 ) | パスワード |
>私も和歌山県に行って、「クジラの生さし」食べた〜い!
そういえば、3〜4年前ぐらいだったけど、水産会館のレストランで鯨の
寿司を食べたことが・・・・。もうちょっと前だったかな?あのレストラン
理由はしらないけどもう店を閉じちゃいましたね。
>下関にも鯨料理店が何軒かありますが、南氷洋のミンククジラが主なので、「ルイベ」状態で食べるのが主流です。
ということは「私の食べた鯨はどこからやってきたのでしょうか? おかあさん!」 経営者に聞かない限りわかないですね?
鯨の話題が出てきたものでついでに・・・・・。 ごめんなさい!
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