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第4段落
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確かに、1986年の捕鯨条約で禁止されているのは「商業用捕鯨」だ。「研究用捕鯨」は、限定的な条件がつけられて認められている。しかし、これまでも、日本は「研究用」と称して、時にはミンククジラを年間40O頭も捕獲してきた。鯨肉や鯨油、その他を商業用に競売して、「鯨類生態研究所」の運営費に充当している。日本は今年も世界捕鯨条約会議で、商業用捕鯨の再利用を求めた。だが、反対多数で否決されている。大掛かりな「研究用捕鯨」に出動したのは、その後だから、日本は卑劣なルール違反者とされるのは当然だ。
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「1986年の捕鯨条約で禁止されているのは『商業捕鯨だ』」??
国際捕鯨取締条約ができたのは、1946年。また、商業捕鯨のモラトリアム
(これは一時停止であって、禁止ではない)がIWCで採択されたのは1982年です。
「鯨肉や鯨油、その他を商業用に競売して、「鯨類生態研究所」の運営費に充当している。」??
まず、鯨油なんかは生産していない。(それは昔、米国がやってたんだっての)
クジラの利用は、条約第8条第2項の条件にしたがって、採取された鯨体標本は
調査の後に副産物を生産し、政府指導に従って総て食用として、公平性、透明性を
確保して販売しており、競売なんかはしていません。そしてその代金が、政府の
補助金に加えて、次の捕獲調査の基金として使われます。
「鯨類生態研究所」??なにこれ? 日本鯨類研究所のことなんでしょうけど、
まぁどーしてこうことごとく、いい加減な名称を使うのかしらん。読者をバカにしてない?
「世界捕鯨条約会議で」?? だから、国際捕鯨委員会年次会議、だっての。
また、今回日本がIWCで出したのは、1988年から続けて要求している案件で、
日本の零細な小型捕鯨の窮状を救う為、資源量が健全なミンククジラの50頭を
捕獲するという件です。IWCの過半数を占める反捕鯨国により、今回も否決
されました。
一方で、米国は、約7,500頭しかいず、資源水準が依然として低い
『ホッキョククジラ』を、自国民が年間約60頭、捕獲する事をIWCに認めさせ
ています。こういう事を、米国民は知ってるのかな?
重ねて言いますが、捕獲調査は、条約を遵守して行なわれており、ルール違反では
全くありません。
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